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長男の母斑を救ってくれたメディカルメイクアップ

藤本 綾 様

平成13年9月11日、私の生活は一変しました。
待望の長男誕生、しかし長男には顔の2/3以上と全身に点々と黒いあざが。
医療スタッフも驚いている中、私は心の中で「大丈夫、何とかなる、今の医療は進んでいるし、治療できる」と自分に言い聞かせていました。 しかし「何とかなる」と思う気持ちと「どうしよう、大変な事がおこった」という思いが頭をよぎり、息子と二人になると大粒の涙があふれました。
「ありがとう」という気持ちと同時に、「ごめんね、普通に生んであげられなくて…」という思いもあり、涙が流れました。
長男は顔は黒くても瞳は輝いていました。その瞳が、じっと私の顔をみて、小さな手で私の指をしっかりにぎりしめてくれました。

当時は今ほど情報がなく、勧められたレーザー治療にも踏み出せずにいる中、色々な病院で受診しました。
ある時、近畿大学奈良病院の度膚科の女医さんに「レーザーの他に何か無いですか?」と聞いたところ「学会でカバーマークという化粧品が紹介されています」と教えてくれました。 何処で販売しているのか、どんな物なのか、医師に聞いてもわからずじまいでしたが、その時、私の心の隅に「カバーマーク」という言葉が残りました。
ただ「7ヶ月の赤ちゃんにお化粧するなんて…」と思い、積極的な気持ちになれずにいました。

そんな折、偶然TVでデパートのカバーマーク売り場が写りました。
それを見ていた主人が製品一式を購入し、中に入っていたパンフレットで施術を申し込みました。
すぐ予約をいれ施術をして頂きましたが、子供はまだ7ヶ月なのでじっとはしていません。自分で施術を行えるようになるまで、その後何回も訪れてメイク指導をして頂きました。
美容の知識はあまりありませんでしたが、母の会の事やメディカルメイクアップアソシエーションのメイク講座の事などを知り、息子が自分でカバーできるよう、私が息子に教えられるようになれるまで、がんばって技術を習得しました。
小井塚先生には「母は強くならなくては…」と励まして頂き、今も何とか頑張っています。

これまでは「他のお子さんが怖がるので遠慮して下さい」と言われたり、「火傷を化粧で隠している」と言われたり、随分色々な事を言われ悩んで生活をしてきました。
それがメディカルメイクアップを習得して、自分で息子の顔色を黒色から肌色にカバーできた時は本当に嬉しくて涙があふれてきました。
泣き虫な私、人目を気にして歩いていた私、車に息子を残して買い物をしていた私…
それが今では気持ちも明るくなり行動範囲も広がりました。

息子の成長と共に、保育園、幼稚園、小学校にカバー製品を持参できるよう各教育機関に協力もお願いしてきました。
メディカルメイクアップに出会ってなかったら私たち親子は存在しません。
嫌がっていた学校のプールもメイクをするようになってからは俄然がんばりだし、選手にも選ばれたり、野外活動のキャンプにも積極的に参加するようになりました。
成長するにあたり素顔になるのは家族の前だけになりましたが、毎朝自分でメイクアップするので、仕上がりが赤すぎたとか黒すぎたとか、毎日親子で朝のコミュニケーションになっています。
パレットのカラーをまぜ合わせて作り出す肌色が、私たち親子にとっては虹のように輝いて見えます。

私たちは世界中にたった一つしかないすてきな肌色と共に、これからも生きていきます。
日本中に私たちと同じような方がいらしたら是非一歩踏み出して欲しいと思っています。
私たち親子はメディカルメイクアップで生命を助けて頂いたから、今度は親子で力になりたいと思っています。