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襟足を出せる幸せ

小山 文子 様

えっ? 着物を着るの?

娘の結婚式の話を聞いた時、私の第一声はそれでした。娘は私の言葉に戸惑い、「相手のお母様が着物だから…」と心配顔に。首から下にかけて白斑がある私は事前に教会での挙式だと聞いていたので安心していたのですが、そのような事情で着物を着ることになり、その日から「どうしよう」と悩みはじめました。
というのも、今まで襟足の白斑のことは気にならなかったのに、娘の結婚式となれば急に気に病むようになってしまいました。

私が初めて自分の白斑に気付いたのは10歳の頃だったと思います。最初、胸に10円玉くらいの白い斑点ができました。20代に入るとそれが少しずつ広がりはじめ、40代になった頃にはもう全身へと広がっていました。その間、治療のために様々な病院を巡り歩きましたが、治ることはありませんでした。

40歳の頃、とある病院の先生からメディカルメイクアップのことを教えて頂きました。白斑をきれいにカバーできる方法がある、その事実に私はどれほど救われたことでしょう。その時の先生には今も感謝しています。私は白斑の会「ひまわり会」が毎年実施している親睦会に参加し、メディカルメイクアップアソシエーションの小井塚所長に会い、件の心配事を相談しました。すると小井塚さんはこう言いました。「何言ってるの大丈夫よ~! 当日家に行って完璧にカバーするから心配しないで。おまかせ!」なんと明るく力強い言葉だったでしょう。私は涙が出るほど嬉しかった。

そうして3月3日、ひな祭りの日に娘が結婚しました。式当日は約束通り朝早くからメディカルメイクアップが始まり、そのすばらしい技術のおかげで、黒留袖の後ろ姿を気にせずに、幸せな花嫁の母として晴れやかな一日を過ごすことができました。
そのようなことがあり、私もメディカルメイクアップアソシエーションに何か恩返しができないかと思い、この筆を執った次第です。私はあの日の喜びを忘れずに、体験者として皆さんのお役に立ちたいと願っています。